2017年04月06日

北欧の伝統装飾品 ヒンメリ

P1260499.JPG

先週の日曜日、『 琵琶湖の葭(ヨシ)で作るヒンメリ 』というワークショップに参加しました。

私達もはじめ聞いたことがなかったのですが、
“Himmeli(ヒンメリ)”とは、フィンランドなど北欧に古くから伝わる豊穣を祈願する伝統装飾品だそうで、麦わらで作られたモビールです。
今でもクリスマスにオーナメントとして使われているそうです。

今回そのヒンメリを作るワークショップを企画された、古賀さん。
古賀さんはこどもアトリエを主催されており、大阪でもこどものためのワークショップをひらかれています。

ワークショップ開催にあたり、ヒンメリを作る麦わらに代わる”ストロー状の材料”を探されていたタイミングで、古賀さんとご縁がありお話しする機会がありました。
そこで簾を作る際にでる琵琶湖の葭(ヨシ)を使っていただけることになりました。

こちらの写真(↓)のように、簾として編む前の工程として、葭の長さを揃える為にハサミで切っていきます。この切った際に出る半端ものの葭を使っていただけることに。
P1230271.JPG

P1230248.JPG

P1260515.JPG

P1260517.JPG

そして先週の日曜日、京都のAntenna Mediaというアートスペースにて「琵琶湖の葭で作るヒンメリ」のワークショップがひらかれたので私達も参加させて頂きました。

少しですが工程のご紹介です。
まずは、ヒンメリを作るためにヨシを均等の長さに切っていきます。

ワークショップでは安全性も考えられ日常で使う“ハサミ”でヨシを切ります。
しかしヨシは乾燥しているため、ハサミで切ると断面が割れやすくなります。
本来、簾を作る際はヨシ専用の“ノコギリ”を使い切っていくので断面が割れませんが、
ハサミではどうしても割れてしまいます。
そこでこの工程では、ヨシが割れないように古賀さんが工夫してくださっていました。

この様に、ヨシを大きめのタッパーに入れて水に浸しておきます。
P1260495.JPG

こうすることで、ヨシに水が含み、ハサミで切っても断面が割れにくくなります。
古賀さんにお聞きすると、本来のヒンメリ作りでも麦わらを水に浸して断面を割れにくくするそうで、
そのことを参考になさったそうです。私達は普段はノコギリで切っているため、割れることについては気にならないことでしたが、ワークショップを体験して新しい気づきとなりました。

水に浸したヨシを切っていきます。
5センチに切ったヨシを12本作ります。
P1260498.JPG

この均等に切ったヨシを、長い針と手芸用の糸を使って立体にしていきます。
P1260494.JPG

ワークショップでも参考にされていた、オオクボトモコさんのヒンメリの本です。
P1260497.JPG

恥ずかしながら、“ヒンメリ”というものを知りませんでしたが
この本を読ませていただくととても神聖な伝統装飾品という奥深いものだと知りました。

しっかり読みたかったので、早速購入。
表紙のヒンメリのように、基本のヒンメリを組み合わせると色々なかたちができるようです。
P1260512.JPG


さて、完成したヒンメリです。
P1260499.JPG

大きいヒンメリの中に小さいヒンメリを組み合わせました。
大きいヒンメリのヨシの一本の長さは各10センチ、中に入っている小さい方は各5センチです。
赤の糸を使ったので可愛らしく仕上がりました。クリスマスのオーナメントでも使えそうです。

午前中の日当たりの良い時間帯に撮ったせいか、空中にぼんやりと浮かんでいるようです。
P1260504.JPG

ヨシがこのような素敵な姿になり、驚きと新しい世界が広がりました。
材料を提供させていただくにあたって、古賀さんが簾やヨシの性質などをとても熱心に調べてくださいました。
調べてくださった資料をスクラップしてワークショップの教室に置いてくださりと、古賀さんのお気持ちが心から嬉しかったです。
ただ使ってくださればと言う軽い気持ちで提供させていただきましたが、
古賀さんの熱心さにあらためてヨシの性質をみるきっかけとなりました。
古賀さん、本当にありがとうございます。

ヒンメリを作る材料はあるものの、本来のヒンメリは麦わらを使って豊穣祈願のためや様々な意味や時代背景があるようで、しっかりと本を読んで意味を捉えて作ってみたいと思います。

posted by birendo at 15:15| Comment(0) | 日記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: