2018年09月08日

お煎茶席とテーブルランナー「重陽の節句」

しまだいギャラリーさんにて、Joie Decorrationさんの「お茶箱」の展示会(9/6〜9/9)が開催されています。
https://www.joiedeco.com/

その「お茶箱」と言うものは茶道で使われるお塗りや籠のお茶箱とは少し違います。
日本茶を輸出したり運んだりする際に茶葉を湿気や虫から守るために保管する、杉板で作られた箱があり、防湿・防虫性にとても優れています。
その箱に、ファブリックや装飾を施したものを「お茶箱」としてインテリア・魅せる収納として使われています。
どのような経由でこのお茶箱が作られたのかお聞きすると、日本で輸出された茶箱に、ヨーロッパ等で装飾され、そしてその装飾された「お茶箱」が逆輸入されて広がっていったそうです。

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今回その「お茶箱」の展示会がしまだいギャラリーさんにて展示され、
そのひとつのイベントとして「お茶箱」を使った ” お煎茶席 ” がひらかれました。
講師の方は、大阪で紅茶・ハーブティーのお教室をされている先生です。
【 S*STYLE TEA 】 http://sstyle-tea.net/
紅茶の先生でもありますが、お煎茶もされている先生ですので、しつらえが和と洋をあわせたお席でした。

私もそのお煎茶席に参加させていただいたので、お席の様子を少しご紹介させていただきます。
テーマは「重陽の節句前」ということで、夏の名残を感じながら一足先に秋を楽しむお席でした。

お席のしつらえが本当に素敵で、すだれのテーブルランナーも使って下さりとても感激いたしました。
茶箱の裂地はウィリアム・モリスの生地を選ばれたそうで、洋風のしつらえの中、和のモノが馴染んでおりとても調和していました。

下の写真の紅白の紙がかかっている箱が、元々の茶箱の”桐”の箱だそうです。
箱の大きさは様々だそうで、この箱にファブリックなどで装飾をして「お茶箱」が作られます。
箱をみると、何が入っているのかワクワクします。
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こちらの桐の箱には重陽の節句にちなみ、なんとこんな素敵なお料理が入っていました。
見た目でも楽しみながら頂きました。
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お口直しはハーブティーをいただきました。
菊の花と一緒に、レモングラスやマリーゴールドなどが入ったハーブティーです。
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ハーブティーの後は、お煎茶と玉露の冷茶のお点前を。
冷水で淹れるお煎茶と玉露は、お湯で淹れるより少し時間がかかりますが、その分お話したりゆっくりとした時間が過ごせます。
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一煎目のあとはお菓子をいただきます。
テーブルにある重ねられた二つのお茶箱は、お菓子器として使われていました。
こちらのお茶箱のファブリックもウィリアム・モリスの生地だそうです。
茶箱の雰囲気と、鮮やかな色の稲穂の主菓子があっていてとても綺麗でした。
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お煎茶のお茶会は9月6日でした。
七十二候の中では、9月3日〜6日は処暑で”禾乃登(こくものすなわちのぼる)”。
稲穂も色づき始め、豊穣を祈る時期でもあります。
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お茶のお道具は、こちらのお茶箱の中にしまわれていました。
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お煎茶ときくと和のイメージでしたが、紅茶の先生ならではの空間でとても楽しませていただきました。
すだれのテーブルランナーも洋風のコーディネートに使っていただければと思います。
posted by birendo at 12:17| Comment(0) | 日記

2018年08月21日

青々としたヨシ

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昔から簾の材料として使っている、滋賀県 近江八幡で採れるヨシのご紹介。
春ごろから芽吹いて、今の時期8月になると3〜4メートルほどに成長します。
秋になるとだんだんと色が黄金色になり、そして冬に刈り取られます。

ヨシがすだれになっているものは、普段ご覧になる機会があるかと思います。
ご存知のようにこのような黄金色をしています(↓)。
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黄金色になる前の夏の青々としたヨシはこちらです(↓)。
あまりご覧になる機会がないかもしれませんが、今の時期はこんなに綺麗に青くなっています。
刈り取った当日に写真に収めたもので葉も茎もとても青々としていますが、
翌日には葉っぱはすぐにしおれていきます。
普段はこの夏の時期には刈取りませんが、みなさんに夏のヨシをご覧いただきたく数本だけ刈取りました。
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そして冬に刈取られる様子(↓)。
このような体勢で根元から鎌で刈り取ります。
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鎌で下から上に向かって刈取るので、
根元の部分はこのように切り口は斜めになるのが特徴です(↓)。
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刈取られた後は春までこのように保存されています(↓)。
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一年をかけて採れるヨシですが、昨年は気候の影響等により採れる量が減ることもありました。
昔よりすだれの需要も減ってきており、そうなると材料を刈り取る必要がなくなります。
ですが刈り取らなければ、新しいヨシは芽吹かないのでうまくサイクルがまわらなくなってしまいます。
またヨシを刈り取る方もだんだんと減ってきているのも現状です。

近江八幡では、ヨシを材料とした”ヨシ紙”や”ヨシ笛”などの商品もつくられています。
私たちも、すだれを裁断するときに出る半端のヨシを、ヨシ紙に再生しています。

この写真では、右下のダンボール箱の中にある半端のヨシはすべてヨシ紙に再生されます。
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私たちも近江八幡へはヨシの関係で行くことがありますが、
水郷めぐりや綺麗な街並みなどをゆっくり楽しんだことがないので、
一度観光してみたいと思います。
posted by birendo at 15:55| Comment(0) | 日記

2018年02月06日

イグサの縄のれん

用途に応じてご提案している縄のれんのご紹介です。
こちらの縄のれんの素材は、畳に使用されている「イグサ(藺草)」です。
そのイグサを縄のように編んで、一本ずつ横一列に並べたものが
“イグサの縄のれん(以下 縄のれん)”です。

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縄のれんを実際に取り付けた写真です。
こちらは路地の入口で、何もないと路地奥が丸見えになってしまいます。

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縄のれんの一番の特徴は、
簾と違い『出入りしやすい』と言うことです。
“路地奥をやんわり隠す”という目的なら 簾でも良いですが、
ここは出入り口のため、出入りのしやすさも重要です。
簾ですと 巻き上げる もしくは、頭を低くしてかがむ という動作が必要となります。
そのため、こちらの場所には縄のれんの方が適していました。

縄のれんの新品は、畳と同じように青く、イグサの良い香りがします。
イメージは新しい畳が敷かれた部屋に入ったときの香りの感覚です。
時間が経つと、青さも落ち着いてきます。

取り付け場所は、釘を打てるところ・またはひっかけるところがあれば取付が可能です。
サイズは、【幅】最大約180pまで・【長さ】最大約180pまで でお作りしています。

簾と用途は同じですが、簾とはまた違った雰囲気です。
posted by birendo at 11:30| Comment(0) | 日記